第19番札所橋池山 立江寺
立江寺は四国八十八ヶ所に4ヵ所ある「関所寺」のひとつ。 関所寺では、邪心のあるものは必ずここで見破られて罰をうけるという。 享和3年(1803)のこと、石州(島根県)浜田のお京という女が立江寺に詣でた時に、 その黒髪が突然逆立ち、鉦の緒に絡みつき離れなくなるという事件が起きた。 お京は郷里で夫の要助を殺し、密通相手の長蔵と駆け落ちして 心中しようとしたが果たせず、遍路に出たのだった。 突然の出来事に驚いたお京は、仏罰の恐ろしさを知って懺悔したところ、 髪の毛は頭の肉もろとも離れたという。 その時の、髪の毛付きの鉦の緒が本堂に置かれている。 寺宝の絹本着色釈迦三尊は鎌倉時代の優作。国の重要文化財に指定されている。 |