第42番札所一課山 仏木寺
大同二年(807)、この地を巡り歩いていた弘法大師は牛を曳く老人に会った。 老人は大師に牛の背に乗るように進め、しばらく牛の背にゆられながら進んだ。 楠の大木が立っているところに来ると、その枝に、かつて大師が唐に留学していた頃、 東に向けて投げた宝珠がぶら下がっていた、宝珠は有縁の地が選ばれるようにと、 投げたのである。それで、弘法大師はここが霊地と悟り、さっそく楠を彫って大日如来を作った。 そして、宝珠をその眉間に納めたという。堂を作り、一課山仏木寺と名づけ、 草書体で心経と華厳経を写経し、奉納した。 |