昔、美しい女神が願をかけて深夜に大石を運んでいたら、
いつの間にか夜が明けてしまった。昇る日をみて女神は驚き、消え去ったという。
今でも、地元の年寄りたちは「あげいしさん」「あげいしさん」と呼び、親しんでいる。
44番大宝寺に向かう途中に弘法大師が一夜を過ごしたという十夜ヶ橋がある。
橋桁の下には大師像が横にされて布団が掛けられている。
大師が過ごした一夜は非常に寒く、そのときの大師の苦労を偲び、
遍路はこの橋の上では金剛杖をつかないことになっている。