第45番札所海岸山 岩屋寺
昔、この山中に法華仙人という神通力をもつ女性が住んでいた。 弘仁6年(815)<弘法大師がこの地を訪れると、法華仙人は大師に深く帰依し、 一山を献じ、そして大往生をとげた。そこで大師は、自からの手で、 まず木で、次に石で不動明王を刻んだ。木像のほうは本尊として本堂に、 石像のほうは山の岩石のなかに封じ込め、山全体を本尊としたという。 また、この地は深山にあり、弘法大師が詠じた 「山高き谷の朝霧海に似て、松吹く風を波にたとえむ」 から山号の海岸山がつけられたのである。 石段を20分ほども上がると、本堂は200メートルほどの垂直に立った大岩壁を背にして建っている。 これらの巨大な岩岩も、それぞれに金剛界峰、胎蔵界峰と呼ばれる。 |