第52番札所

    瀧雲山 太山寺 

 用命天皇の頃(在位585〜87)、豊後の国(大分県)に住む真野長者が、

 大阪への船旅の途中に高浜沖で遭難してしまう。そのとき十一面観世音菩薩に祈願して救われ、

 それに感謝して一寺を建立したのが本寺の始まりという。

 この真野長者が長者となるまでの物語は、昔話の「炭焼き長者」の形式に則ている。

 つまり、奈良の都のお姫様、玉津姫には顔に黒い瓜B三輪の明神に祈ると、

 夫となる者は豊後の国の炭焼き小五郎であるとお告げがある。

 それで豊後まで行き、小五郎を訪ねるが、小五郎は非常に貧乏をしていた。

 姫は小五郎に小判を渡す。が、小五郎はその小判を川に投げてしまった。

 なぜ、と姫が聞くと、あんな小判は炭焼き窯のそばにたくさんあるという。

 二人で行ってみると、本当に小判が山のようにあり、姫がそこの淵で顔を洗うと痣も消えてしまった。

 この小判によって二人は大金持ちになった。という話である。

ご本尊 十一面観世音菩薩
御真言 おん、まか、きゃろにきゃ、そわか
御詠歌 太山へのぼれば汗のいでけれど後の世おもへばなんの苦もなし
所在地 愛媛県松山市太山寺町1730
電話      0899-78-0329
                
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