巡礼の事を少し説明します。
巡礼(霊場巡り)とは、今から約1180年も前に、弘法大師が42歳の厄年に、
自ら難行苦行を重ねて開創されたと言われる、お寺の数々が四国88ヶ所霊場であり、
修行され、救いと慈悲を深めた場所、この弘法大師のたどった道や霊場を訪ね、
自分を見つめなおし、新たな人生への希望を取り戻そうとする道程をいい、遍路の旅ともいいます。
四国88ヶ所巡りは行程1450kmに及ぶ長い旅路です。
徳島県(阿波 )を発心の道場、高知県(土佐)を修行の道場、愛媛県(伊予)を菩提の道場、
最後の香川県(讃岐)を涅槃の道場と呼び四国を一周するのが遍路巡礼です。
巡礼は空海弘法大師に出会う旅、弘法大師と一つになる旅です。
白衣や菅笠を身に着け、御詠歌を歌いながら金剛杖に鈴を鳴らして巡拝する
御遍路さんの菅笠や杖には「同行二人」と記されているのは、常にお大師様と二人連れ、
未来に対する不安や恐怖心をすべて弘法大師に預けて絶対安心の心で四国を巡ると言う意味です。
いや、まだ不安だからその不安を乗り越える為に一心に巡礼して空海と一つになろうと歩くのです。
八十八の煩悩や穢れを取り除いて身も心も清らかにして歩き、八十八の浄土を生じ、
八十八の功徳が成就されるという意味なのです。
八十八という数には古来よりいろいろな説があります。
貪欲、怒り、愚痴、おごりなどの八十八の煩悩を断ち、八十八の浄土や功徳をあらわす、
男42歳、女33歳、子供13歳の厄年を合わせた数などの説があります。
